ある一人の女性に大好きな人ができて恋愛をし始めたとします。
だけども付き合って数ヶ月がすぎることから急に相手からの連絡が少なくなり始めて、
寂しさから理由を問いただしてみるものの、彼は曖昧な返事しかしてくれません。
女性は浮気じゃないかと思いつめるほど心配をしてしまい、
ついには相手の自宅近くに張り込むようになってしまいました。
そんな人の話を聞いて、あなたならどう思うでしょうか?
もし「かわいそう」「そこまで相手を好きになっているんだから、
相手も応えてあげるべき」と最初に思うのであれば、
ちょっと恋愛依存症を疑ってみた方がよいかもしれません。

恋愛にかぎらず、現代人の多くは何らかの「依存症」になってしまっています。
依存症とは、本人にとっては当たり前にしていることのつもりでも、
すでにそれなしではいられないような精神状態に陥ってしまっている状態のことです。
昔からよく耳にする依存症として
「アルコール依存症」「タバコ依存症」「ギャンブル依存症」「買い物依存症」
などがあります。
広義の依存症は大きく分類すると物・行動・人間関係の3つのうち
どれかに依存対象をもっています。
物への依存症とはアルコールやタバコ、ドラッグなど
体の中に化学物質的なものを取り入れることがクセになってしまっている場合です。
行動への依存症とは買い物依存やギャンブル依存、最近問題視されている
ネット依存のように何かの行動をしていないと落ち着かなくなってしまっている場合です。

さて、恋愛依存症ですがこれは3分類目の人間関係に対する依存に含まれます。
人間関係の依存症はほかに、夫・妻への依存や子供への依存、
親への依存など特定の人がいないと精神を正常に保つことができなくなったり、
物事を自分の意志で判断できなくなってしまうような状態のことです。
なぜ依存症状になるかというと、何らかの刺激を受けると脳内では
「ドーパミン」という快楽を与える物質が生成されるのですが、
これが特定の刺激に偏りすぎてしまうことで
常にそれを求めずにはいられなくなってしまうからです。
一度依存症になってしまうと簡単にはもとには戻らないばかりか、
矯正施設などで無理に対象から引き離しても、長い期間のあとに突然フラッシュバックが
起きてしまったりして一生つきあっていかなかくてはならなくなってしまいます。

恋愛依存症は薬物やギャンブルなどと違って、気持ちの持ち方が変わったり
新しい環境で生活をするなどで比較的治りやすい症状であると言われます。
ただしそれはあくまでも「比較的」ということであって、
誰にでも簡単にできることではありません。
恋愛依存症になる人には共通的な特徴があるので、
事前に自己分析を行なって行動を抑制することで踏みとどまることも可能です。
問題は「恋愛をしている自分は素敵だ!」「恋愛のない人生なんて考えられない」
という思い込みをあまり強く持ち過ぎないようにするということです。
恋愛依存症になってしまうと「重い女(男)」とされてしまい、
決して幸せではない恋愛生活の泥沼にハマり込んでいってしまいます。

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