恋愛至上主義とは

現在30~40代の人にとっては、80年台後半くらいから流行しだした
トレンディドラマは非常に身近な存在だったのではないかと思います。

当時はプライムタイプでは毎日のように
人気俳優がぞろぞろと登場するドラマが放送されていて、
翌日には学校内ではその物語の話題が尽きることなく交わされていたものでした。

当時中学生、高校生として過ごしていた世代の人にとっては、
そんなトレンディドラマは大人になってからの
恋愛模様の憧れであり目標だったことでしょう。

参考:恋愛至上主義:Wikipedia

ですが大人になってからちょっと冷静な目でそれらのドラマを見返してみると、
おや?と思うシーンも時々見られたりします。

仕事中の私用電話なんてあたりまえ。

彼女が悩んでいるという電話がかかってくれば
仕事中のはずの昼間でも構わずでかけていって話を聞いてあげる。

当然のことのように職場に彼女・彼氏が訪れてくるわ、
夜中にマンションへ突然訪れたり呼び出したり、
翌日まで寝ていたりなんてこともごくごく普通の景色として描かれていました。

ドラマなんてお話なんだから細かいこと突っ込んでもしょうがないじゃない、
と言ってしまえばそれまでですが、当時は全く問題にならないレベルで
放送されていたということはそういう生き方もいいんじゃないかと
認めてしまうような空気があったんじゃないかと思います。

すなわち、恋愛至上主義という生き方です。

ここ10年くらいの間になると、同じ若者向けドラマであっても
ちょっと現実味を帯びるようになってきたというか、それほど恋愛一辺倒で
生きる人たちばかりが登場するドラマは少なくなってきたように感じます。

 

当時の恋愛ドラマに影響されたどうかはわかりませんが、
現在進行中で恋愛至上主義を貫いている人は世の中にあふれています。

「恋愛をしている自分」ということが何よりも幸せなのだと思いすぎてしまっていて、
結婚しても子供を持っても、まだまだ恋愛をしたいと本気で考えている
「生涯現役主義」の人すらよくみかけます。

恋愛をすることは確かに自分に自信を持たせて毎日をハリのある、
素敵なものにかえてくれる効果をもっています。

ですが反面で恋愛“だけ”を人生の至上命題にしてしまって本当にいいんだろうかという、
ちょっと冷めた視線ももってしまったりもします。

 

理想の恋愛とはどういうものか。

どのくらいのハマり度であることがうまい恋愛の方法なのか。

意外に真面目に論じられることの少ない、
人生においての恋愛の意味について少しまじめに考えていきたいと思っています。